新生児の赤ちゃんが手足をバタバタさせてもしかして多動症なんじゃないかと心配になっているあなた。
一度、可愛い我が子が多動症かもしれないと思うとたくさんネット検索してしまい、どんどん不安が増してしていますよね。
実際、新生児・手足バタバタ・多動症と検索するママがとても多いです。
しかし、新生児が手足をバタバタさせる=多動症ということはありませんよ。
私も長男が手足をバタバタさせていたので最初はとても心配しましたが、5歳の今、とても元気に問題なく成長していますよ。
今回は新生児が手足をバタバタさせる理由を解説し、多動症の診断基準も紹介していきます。
この記事を読んで育児の不安を取り除いてくださいね♪
新生児が手足をバタバタさせるのは多動症ではない
新生児の赤ちゃんは、あんまり動かないイメージをもつママは多いですが、手足をバタバタさせる行動は赤ちゃんがよくする行動の1つです。
はじめて新生児の赤ちゃんが手足をバタバタさせるのを見ると不安になるかもしれませんが、発達障害や多動症には関係がありませんよ。
新生児の赤ちゃんが手足をバタバタさせる理由はいくつかあるので紹介しますね。
〈遊んでいる〉
新生児の赤ちゃんはまだ自由に動きまわることができません。視力も弱いので視界もぼんやりとしています。
そのため機嫌が良いときに手足をバタバタさせて遊ぶこともありますよ。
ママの声かけが嬉しくてリアクションをしていることもあるのでたくさん声をかけてあげたいですね。
〈トレーニングをしている〉
新生児の赤ちゃんは手足をバタバタさせて次の発達段階に向けてトレーニングをしています。
手足をバタバタさせることは大事なトレーニングになるので、心配せずに好きなだけバタバタさせてあげましょうね。
〈何か訴えている〉
新生児の赤ちゃんは話すことができないので、不快症状があると泣いたり、手足をバタバタさせたりして表現します。
不快症状があり手足をバタバタさせている場合は、不快症状を取り除いてあげることが必要です。
この不快症状をママが気付き、取り除いてあげることの繰り返しにより、親子の信頼関係を築くことができてきますよ。
不快症状はどのようなものがあるのか紹介します。
赤ちゃんがどんな不快症状により泣いたり、手足をバタバタさせているのか観察して不快を取り除いてあげましょう。
何か訴えるように手足をバタバタさせていたり、泣いていたりする場合にはこれらの不快症状が無いか確認してあげてくださいね。
手足をバタバタさせることは多動症ではなく新生児の原始反射の一つなので、この時期だけのよくある行動です。
特に他の不安がない場合には新生児時期の可愛い「手足バタバタ」を楽しみましょうね♪
多動症の特徴を紹介!
新生児が手足バタバタすることは多動症ではないと分かっても不安なあなたへ多動症の特徴や赤ちゃんの頃のチェックポイントを紹介します。
多動症は注意欠陥多動性障害(ADHD)の中の一つ
多動症は「注意欠陥多動性障害(ADHD)」という子供に見られる発達障害の一つです。
多動症の原因はまだはっきりとは解明していませんが、親のしつけによるものではありません。
今の段階では、大脳基底核が小さいことや前頭葉の動きが悪い、ドーパミンの働きが偏ることで多動症の症状が出ることが分かっています。
遺伝が関係することもあり親が多動症の傾向があると、子どもも多動症になる可能性があります。
また男の子に多く、授業中座っていられない、おしゃべりが止まらない、かんしゃくが激しいことが特徴です。
多動症はいつごろから診断できるか
我が子が多動症かも?と思うといつ頃に診断できるのか気になりますよね。
多動症の行動特性である不注意や多動性を診断できるのは早くても2歳ごろからといわれています。
しかし、幼児期の子どもは基本的に落ち着きがなかったり注意不足だったりしますよね。
そのため、ほかの子どもと比較する機会の少ない乳幼児期にママが判断することは難しいです。
0歳児の多動症チェックポイント
赤ちゃんのうちに多動症に気付くことはとても困難ですが、多動症につながるかもしれないチェックポイントを紹介します。
このチェックポイントはおよそ10か月頃にできるものなので、3か月未満の赤ちゃんではこれらの行動は判断できません。
しかし、生後10か月以上たった赤ちゃんでこのような行動がある場合で、ママの不安が大きくなるようなら受診や相談をしてみても良いかもしれませんね。
このチェックポイントですが長男の0歳児の頃を思い出して私もやってみたところ、6個の項目中3個あてはまっていました。
赤ちゃんにも個性がありますので、数個当てはまってしまったらと過度に不安になる必要はないかなと思います。
クレーン現象とは…
- 何かをしてほしいときに相手の手を引っ張ってその何かを達成しようとする動作のこと
- 自閉症の子どもに多くみられる
2歳になっても指さしをせず、クレーン現象が見られるなら、多動症の疑いを指摘される可能性もあります。
いきなり病院へ行くのが不安な場合は、子育て支援センターや保健センターなどでも相談できますので、利用してみてくださいね。
まとめ
- 新生児が手足をバタバタさせるのは多動症ではない
- 新生児が手足をバタバタさせる理由は、遊んでいる・トレーニングをしている・何か訴えているためである
- 何か訴えて手足をバタバタさせている場合には不快症状を取り除いてあげることが大切
- 多動症の行動特性である不注意や多動性を診断できるのは早くても2歳ごろから
手足のバタバタは、赤ちゃん時期だけにみられる可愛い動きです。
機嫌が悪くなければ問題ないことがほとんどなので、赤ちゃんのバタバタを楽しみながらコミュニケーションをしてあげてくださいね♪