出産後のめまぐるしい日々では、赤ちゃんの成長が一番の喜びですよね。
そんな中で
「毎日愛情いっぱい接しているけど、赤ちゃんの目にママはどう映っているのかな?」
と、気になることはありませんか?
一生懸命話しかけているけど、反応がイマイチ…
ママのこと、わかっている?
話せない赤ちゃんと、どうコミュニケーションをとって良いか分からない!
私もそうでした。
産後しばらくは、赤ちゃんと二人きりの生活。
お世話は大変だけど、赤ちゃんの反応がはっきりしなくて充実した感じがしない…
言葉を話せない赤ちゃんと過ごす日々で、悶々としているママも多いと思います。
ママとして、赤ちゃんにとって特別な存在になれているのかな?
この記事では、そんな悩めるあなたの、不安や疑問にお答えしていきます!
先にお伝えしますと、生後6ヶ月~1歳6ヶ月が「ママ特別期」のピークのようです。
この時期までの関わり方が、その後の育児にも大きく影響してきます。
赤ちゃんの特別な存在でいるためには、成長過程に応じた関わりが必要です。
また、赤ちゃんから送られるママへのサインも変化していきます。
その過程を3つのステップに分けて、赤ちゃんからのサインと関わり方についてお伝えしていきます。
長い子育てですが、ママも、ずーっと子どもにとっての特別な存在でいたいですよね。
その第一歩ともなる大切な時期。
大変な時期でもありますが、事前に知っておけば余裕をもって接することができますよ!
ステップ1:ママを認識するまで(~生後4ヶ月頃)
赤ちゃんは、お腹の中でママの声を聴いている
ママの母乳の匂いが分かる
と、よく言われますね。
生まれてすぐから、赤ちゃんはママのことを声や匂いで認識しています。
目でママの顔を認識できるようになるのは、まだ先の話です。
この時期の赤ちゃんは、声や匂いへの反応でママへのサインを送っています。
ママが話しかけると、ニコニコ笑顔になる
ママの匂いがすると、口をパクパクと開ける
こうした反応が、ママへの赤ちゃんのサインです。
また「泣く」という行動も、赤ちゃんからのサインです。
不快なことがあれば、泣いて伝えてくれます。
もちろん、なんで泣いているのかを全部分かるママはいません。
でも、泣いている赤ちゃんをお世話したりあやしたりする過程で、ママの存在を強く認識していきます。
赤ちゃんからのサインに反応してあげることが大切です。
特に、沢山話しかけて声を聴かせてあげると効果的です。
ステップ2:ママを特別な存在として認識するまで(~生後6ヶ月頃)
目でママの顔を認識できるようになるのは、4ヶ月頃から。
ここから6ヶ月頃までの間に、お世話をしてくれる人とそれ以外の人との区別がつくようになります。
この時期の赤ちゃんには、正面から目を見て話しかけてみてください。
青や赤などの鮮やかな色が好きなので、おもちゃを持って気を引くのも良いですね。
赤ちゃんが一番好きなのは、人の顔の形だそうです。
色々な表情を見せられる「いないいないばあ」もおすすめです!
しっかりとママの顔を覚えてもらいましょう。
赤ちゃんの中で、ママの顔と、お世話をしてくれる人(ママ)が、結びつくようになります。
また、この時期から、特定の人=ママへのサインが増えてきます。
ママのことを目で追う
ママに抱っこされると泣き止む
など、ママを求める行動です。
これにしっかりと応えてあげてください。
こうした日々の積み重ねで、赤ちゃんはママを特別な存在として認識するようになります。
私の場合ですが、上の子は誰にでも愛想を振りまくり、下の子はいつだって塩対応…
正直、よく分かりませんでした!
私も早く知っていれば、余裕をもって息子たちのサインに応えてあげられたのにな、なんて思います。
そんな息子たちにも、やってきました!
突然の「ママじゃないとイヤ!」期の到来です。
ステップ3:ママ特別期のピーク(~1歳6ヶ月頃)
赤ちゃんから特別認定されると、これまでの子育てが報われた!と嬉しくなりますよね。
ですが、そのサインが少々困った方法で現れることもあります。
それが「人見知り」や「後追い」です。
人見知り
赤ちゃんの人見知りは、見慣れない人に対して泣いて嫌がるような反応です。
個人差はありますが6ヶ月頃から始まり、7~9ヶ月頃がピークになります。
見慣れている人の顔を認識できるようになった成長の現れでもあります。
見知らぬ人へ興味を示すようになったことの証拠でもあります。
ですが、見慣れている人=ママ限定であることが多いので、ママは大変!
ママ以外の抱っこはイヤ!
ママ以外の人と目が合っただけで泣く!
まとまって眠るようになって子育ても落ち着くかしら、と思っていたのに全然手が離せない!
ママも突然のことに戸惑います。
保育園に入園する予定があると、不安にもなりますよね。
人見知りの対処法として、色々な場所や人に触れさせるという方法があります。
いきなり赤ちゃんに触れさせるのでなく、ママが楽しそうに会話をしている様子を見せてあげましょう。
外に出てリフレッシュになる場合には、ぜひ試してみてください。
赤ちゃんに泣かれてママも気まずい思いをするので、無理する必要はありません。
私は、泣かれても気楽な親戚など、身近なところから慣れさせていきました。
ママと赤ちゃんの性格にもよるので、無理せず焦らず、気長に付き合ってください。
後追い
赤ちゃんの後追いは、ママ(特別な存在)の後をついてどこまでも追いかけてくる行動です。
ハイハイやつかまり立ちなど、自分で動くようになる9~11ヶ月頃からピークを迎えます。
簡単に言うと「ママを認識しているけど、居なくなっても戻ってくるということは分かっていない」状態です。
記憶が未発達なので、経験値を積んでもらうしかありません。
ですが、人見知りと同じく、いやそれ以上にママは大変です!
トイレにもついてくる!
遊びに集中していたはずなのに、ちょっと動いただけで察知される!
ずっと抱っこをせがまれる!
こんな感じです。
可愛い赤ちゃんと言えども、長く続いたり、ワンオペママはストレスがたまってしまいます。
赤ちゃんはママに向かって、猪突猛進!
とにかく危ないんです。
ハイハイに失敗して顔面強打!つかまり立ちを試みてはすってんころりん!
後追いが始まったら、まずは家中の安全対策をすることをおすすめします!
赤ちゃんの激しい後追いに、うんざりする時もあるかもしれません。
ですが、こうした愛着行動に応えてあげることで、赤ちゃんは安心して外の世界に踏み出せます。
そうなると、ママの手が離れるのも時間の問題です(目は離せません)。
ママを求める赤ちゃんに寄り添ってあげることが、自立への近道ということです。
まとめ
ここまで、赤ちゃんの特別な存在になるための、ママの関わり方についてお伝えしてきました。
・赤ちゃんが顔を認識できるようになるまでは沢山声をかけ、表情や泣き声に反応してあげる
・顔を覚えてもらったら、ママを求める行動に応えてあげる
・ママ特別期のピークには、気長に寄り添ってあげる
ママを認識しているのか、イマイチ分からない。
という状況から一転、求められすぎなほど求められるようになります。
ママもしんどい時期なので、正面から受け止めすぎず、無理のない範囲で大丈夫です。
成長過程のものと分かっていれば、余裕をもって見守れると思います。
それに、自立への一歩と思えば、毎日の育児に張り合いも出ますよね!
表現の仕方は、赤ちゃんによって様々です。性格や環境によっても異なります。
人見知りをしない、後追いも激しくないからといって不安になることはありません。
ママが特別な存在であることには変わりないので、安心してくださいね。
赤ちゃんに、特別な存在として求められることは、当たり前のことではありません。
当たり前のようにママたちがしている赤ちゃんのお世話は、大きな愛情と責任感があってこそです!
赤ちゃんの「特別な存在」になれたことに、自信を持ってくださいね!