【寝不足なのに眠れない!】産後ハイの原因は?いつまで続く?効果的な3つの対処法も紹介!

出産という大仕事を終え、休む間もなく始まる育児。
出産報告をすると送られてくる「寝られるときに寝てね!」という労りの言葉の数々。
でも…「なぜか眠れな――――い!!」

そんな経験はありませんか?

・赤ちゃんのお世話で寝不足なのに、眠れず戸惑っている…
・出産で疲れているのに、なぜか動けてしまう。
・ワンオペ育児になるから体力回復しておきたいのに、寝られなくて焦る!

そうお悩みなら、あなたは「産後ハイ」かもしれません。

私も息子を出産した時、同じような経験をしました。
何時間も寝ていないのに、すっごく元気!
ママって、寝なくても大丈夫なものなのね!

なんて思っていましたが、これが産後ハイなるものだったとは…
最大の落とし穴は、「自分で気が付かない」ことが多いこと。

周りからは「キラキラママ」に見えるし、当の本人もそんな自分が嬉しい。

ですが、産後ハイの状態が続くと、反動で産後うつになってしまうこともあるんです。
体は無理をしているので、産後の肥立ちも良くないでしょう。

そうならないためには、自分が「産後ハイ」であることを自覚することが必要です。
(この記事をタップした時点で、解決への第一歩を踏み出しているということ☆)

ここからは、産後ハイとはどういうものか、原因は何か、について解説していきます。
あなたの状態に当てはまるかどうか、チェックしてみてください。
もし自分が産後ハイであると分かれば、対処することができます。
簡単で効果的な対処法も紹介するので、ぜひ最後まで読んでみてください。

産後ハイとは?

「産後ハイ」とは、産後に気分が高揚して、ハイテンションになることを言います。
出産直後から始まり、数日~3ヶ月程で終わることが多いですが、長いと1年続くこともあります。

産後ハイになると起こりがちなこと

・寝不足なのに、眠れない
・落ち着かず、動き回る
・軽率な言動(出産体験をやたらと話したり、出産報告で写真を何枚も送りまくったり)

周りはちょっと引いてしまいますよね。
私もこれを知って、もしかしたら自分も産後ハイだったのかも?と気が付きました。
その時は、自覚がなかったから恐ろしい…!

産後ハイの原因

産後ハイの原因は、出産によりホルモンバランスが急激に変化し、自律神経が乱れることです。
自律神経が乱れると、不眠や気分の浮き沈みなどの問題が起きます。

出産によるホルモンバランスの変化

・アドレナリン(興奮状態に導くホルモン):出産時に増加する
・β‐エンドルフィン(テンションを上げるホルモン)増加する
・エストロゲン/プロエストロゲン(女性ホルモン):減少する(不眠の原因となる)
・セロトニン(自律神経を整えるホルモン):減少する

ホルモンにより、テンションが上がり、不眠の状態になることが分かります。
出産を乗り越えるため、赤ちゃんを育てるために、ママの身にはこれだけの変化が起こります。
単なる「気持ちの問題」では無かったのですね~。

また、生活リズムのズレも、自律神経が乱れる原因となります。
昼夜関係ない赤ちゃんのお世話。
出産前とは、ガラリと変わる生活リズム。
育児へのストレスも相まって、どうしても自律神経が乱れてしまいます。

ホルモンバランスの変化や、生活リズムのズレは、誰にでも起こることです。
産後ハイ自体は、悪いことではありません。
赤ちゃんを育てようとする動きなのですから。

ただ、これが続くとやはりしんどいですよね。
「自律神経の乱れ」が原因と分かっているので、対処することはできます。
ここからは、産後ハイになった時の対処法を紹介していきます!

産後ハイの効果的な3つの対処法

【身近な人と話してみて】「産後ハイ」を自覚しよう

自分が「産後ハイ」の状態であることに気が付かないことも多々あります。
まずは、自覚することから始めましょう。

産後いつもの自分と違うことを感じながらも、それが何なのか分からない。」

そんな時は、身近な人に、自分の状態を話してみてください。
人に話すことで、自分の状況を冷静に見ることができます。
出産経験者なら、共感したり「それは産後ハイだよ」と指摘してくれるかもしれません。

自覚できれば、対処をしたり、軽率な言動をしないように気を付けることができます。
具体的な対処法は、次の2つです。

【自律神経を整えよう】食事や運動で「セロトニン」を増やす

食事や運動を工夫することで、自律神経を整えるホルモン「セロトニン」を増やすことができます。

セロトニンを増やす方法

・食事:ヨーグルト、納豆、チーズ、豆腐、豆乳(手軽に摂れるのでおすすめ!)
・運動:一定リズム運動(赤ちゃんを抱っこして、ユラユラ~)
・生活:朝起きて、光を浴びる

思ったより簡単にできそうですよね?
赤ちゃん育児をしながらでもできることばかりなので、ぜひ試してみてくださいね。

【周囲にも頼って】意識して体を休める

元気に動けているつもりでも、体は疲れています。
眠れなくても、ベッドに横になり目を閉じてみてください。
できるだけリラックスできるように、工夫してみましょう。

おすすめのリラックス方法

・休む間は、赤ちゃんを預かってもらう
・リラックスできる音楽を聴く
・アイマスクをする(温かくなるものがおすすめ!)

産後は、貧血や寝不足により目が疲れやすい状態になっています。
スマホで目を使い過ぎると、視力が落ちてしまう可能性も…。
そのうえ、ブルーライトも不眠の原因となります。
寝る前は、スマホを見るのは控えましょう。

また、体を休めるためにも、赤ちゃんのお世話や退院後の家事は、周りの手を借りてください。
産後ハイで、何とかこなせてしまうかもしれません。
でも、これは後に、自分を追い詰めます。(実体験より…以下、熱く語ります!)

産後ハイによって元気でいられることを自分で分かっていなければ、周りにも伝わりません。
パパも含めて周りの人も、「一人で大丈夫なんだ」と思い込んでしまいます。

でも、そんなはずないんです!!
赤ちゃん育児は、肉体的・精神的に超絶大変です!
それに家事までプラスしたら、もはや神業!?ヒトのすることじゃない!(と私は思いました)

周りの手を借りること、パパと一緒に育児をすること、上手に手抜き・息抜きをすること。
とても大事なことです。
そのためにも、産後ハイの状態であることを伝えましょう。
体を休める必要があることを理解してもらいましょう。

「産後の肥立ちは一生…」とも言いますよね。
育児は体力勝負!
ママの健康は、その後の育児にも大きく関わってきます。

・動けても休む!
・眠れなくても、横になる!

意識してやってみてください。

寝不足なのに眠れないのは、あなたのせいではありません。
でも、今後のためにも出来る対処はしておきましょうね。

まとめ

産後ハイの原因は、出産によるホルモンバランスの急激な変化によるものです。
簡単で効果的な対処法は、こちらの3つ。

・身近な人と話すことで、産後ハイであることを自覚する。
・自律神経を整えるために、「セロトニン」を増やす生活を心がける。
・周囲に頼りながら、意識して体を休める。

産後ハイは誰にでも起こり得ることです。
原因と対処法が分かっているので、そのうち落ち着いてくるはずです。

今は休む時!!
赤ちゃんと一緒に、ママも成長して「パワフルママ」になっていきますよ☆