【赤ちゃんの動きが激しい!】新生児が寝てる時に動く3つの理由と対策

動かないはずの赤ちゃんが、寝ている間に移動していて驚いたことはありませんか?

縦向きに寝かせたはずなのに、横向きになっている。
ベッドの上の方まで、移動している。
自分で布団をかぶった!?

なんて言うことも!
起きている時は、少し動いただけでも可愛くて感動!
でも、寝ている時に激しく動いていると、心配になりますよね。

そんなに動いて、どうしたんだろう?
どこか悪いところでもあるのかな?
どうしてあげたら良いか、分からない・・・

気になってママも眠れません。

息子もかなり動く方。
ベビーベッドの柵が揺れる音に、驚いたこと数知れず!
添い寝をしていても、手足がベシベシ当たるし、どんどんこちらに寄ってくる!
気になるし狭いし、全然寝られませんでした。

(ただでさえ寝不足なのにツライ・・・)

でも、赤ちゃんが寝ている時に動くのには、ちゃんと理由があるんです。

この記事では、新生児が寝ている時に動く3つの理由を解説します!
その理由に納得!ママの心配も解消されるはずです。
効果的な対策も紹介するので、ぜひ試してみてくださいね。

新生児が寝ている時に動く3つの理由と対策

理由① モロー反射

モロー反射は、新生児期に見られる原始反射の一つです。
音や光などの刺激に反応して、手足をビクッとさせて抱きつくような姿勢になります。
寝ている時に起こりがちで、自分の動きにビックリして起きてしまうことも。

これは、中枢神経が正常に働いているということ!
中枢神経が発達してくると、自分の意思で体を動かせるようになります。
モロー反射はその準備段階で、首がすわる生後4ヶ月頃から見られなくなっていきます。

◆対策
・刺激の少ない環境を作る
音や光だけでなく、温度差や風など些細な刺激にも反応することがあります。
また、赤ちゃんを抱き上げたり布団に置いたりする時など、自分の姿勢が変わることに反応することも。
新生児期は特に、刺激の少ない環境で寝かせてあげましょう。
照明を暗くしたり、エアコンの風が当たらないようにするなど、工夫してみてください。

・おくるみを使う
手足がバタバタしないように、おくるみを使って程よく固定してあげてください。
赤ちゃんが安心するまぁるい姿勢を保てるように、包んであげるのがコツです。
寝ている間に熱がこもって暑くなってしまうと、嫌がることがあります。
通気性の良い素材の物を選んだり、服を一枚減らすなどしてあげてください。

ちなみに、おくるみで赤ちゃんをまぁるく包むので有名な「おひなまき」は個人的に超おすすめ!
なんと言っても可愛い!
ママのテンションも上がるはずです!

この方法が合う赤ちゃんには効果絶大なので、ぜひ試してみてくださいね!

理由② 眠りが浅い時に、無意識に動いてしまう

赤ちゃんは、眠りが浅いレム睡眠の時間が、大人よりも長めです。
寝ている時の半分くらいは、浅い眠り。
その時に、楽な姿勢を探したりして、無意識に体が動きます。

また、レム睡眠は、記憶や感情を整理する時間。
新生児にとっては刺激の多いこの世界。
寝ている間に、一生懸命それを処理しようすることで体が動くこともあります。

脳が成長している証拠でもありますね!
成長に合わせて深い眠りの時間が長くなり、激しい動きもおさまっていきます。

◆対策
特に不快な様子がなく、ただ動いているだけであれば、静かに見守っていて大丈夫です。

ただ、無意識に激しく動くことで、思いもよらぬ事故につながる場合もあります。
ママにできるのは、それを防ぐための安全対策です!

安全対策

ベビーベッドの柵は必ず閉めて、ベッドガードをつける
落下防止や、ぶつかってケガしてしまうのを防ぎます。
同じベッドで寝る場合も、ベッドガードやベッドインベッドを利用する
落下防止や、大人が誤って赤ちゃんに被さってしまうのを防ぎます。
赤ちゃんの側に、柔らかいクッションやタオルなどを置かない
予期せぬ動きで顔に掛かってしまい、窒息する危険性があるためです。

安全対策をしておけば、安心して見守ることができますね。

添い寝では特に、赤ちゃんが動くと、どうしても気になって眠れないというママもいると思います。
その時は、思い切って離れて寝てみるのも良いかもしれません。

ベビーベッドに寝かせたり、ベビーモニターをつけて別室で寝る方法もあります。
パパが休みの日には、パパと一緒に寝てもらうのも良いでしょう。

お互いが快適に寝られるよう、色々試してみてくださいね。

理由③ 不快を訴えている

赤ちゃんは話すことができないので、体を動かすことで不快を訴えている可能性もあります。
動きながら泣いていたり、なかなか寝ない場合は、不快の原因を探ってみましょう。
新生児が不快に感じる原因は、以下のようなものが考えられます。

・オムツが濡れている
・オムツがきつい
・ゲップが出ずに苦しい
・お腹が空いている
・暑い
・抱っこしてほしい   など

◆対策
赤ちゃんの様子をよく観察して不快の原因を推察、出来るものは事前に対策をとっておきます。
例えば・・・
赤ちゃんが、よく汗ばんでいたり、布団を足で蹴り上げている(観察)
→暑がっている可能性が高い(推察)
→室温を調整したり、服や布団を薄いものに変えてあげる(事前の対策)

理由が複数あったり、分からないことも「あるある」です。
落ち着いて様子を見ながら、一つ一つ試してみてくださいね。

まとめ

ここまで、新生児が寝ている間に動く3つの理由と対策をお伝えしてきました。

・モロー反射の場合は、刺激を少ない環境を作り、おくるみを使って動くのを防いであげる。
・無意識に動いている場合は、安全対策を行ったうえで見守る。
・不快を訴えて動いている場合は、よく観察し、対策できることは事前にしておく。

思い返せば、赤ちゃんはお腹にいた頃から激しめの動きをしますよね。
寝ている間に動くのは、お腹から出てきて、大きな環境の変化の中で成長しようとする姿でもあります。

実際、赤ちゃんは体を動かすことで、筋肉や脳を鍛えているとされます。
寝返りやハイハイ、おすわりなどにつながる運動なので、成長に必要な過程ともいえます

そう思うと、心配だった動きも、喜ばしいことに思えてきますよね!
体の発達に合わせておさまっていくものなので、あまり心配せず見守ってあげてくださいね。