赤ちゃんが生まれて成長していくにつれて
「あれ、うちの子ほかの子と比べたらあまり泣かないな」
「うちの子人見知りすごいけど大きくなってみんなと馴染める子になるかしら?」
「なんだかこの子はすごくこだわり強いな」
などと他の赤ちゃんとの違いが気になったり、赤ちゃんの性格が気になりますよね。
よく【三つ子の魂百まで】と言うけれど本当に赤ちゃんの性格は3歳までに決まってしまうのでしょうか?
もしくは私の性格がせっかちだからこの子もきっとせっかちに…。
など遺伝で決まってしまうのかとても気になりますよね。
また3歳までに決まるならどうやって関わったらいいの??
と不安になったママも多いかと思います。
そこで今回は赤ちゃんの性格はいつまでにどのようにして決まるのかを解説します。
今からできる、赤ちゃんへの関わり方のポイントも解説しますね。
3歳までって本当?性格はいつ決まるの?
子どもの性格がいつ決まり、どのようにして決まっていくのかととても気になりますよね。
私も現在5歳の子供がいるので、3歳までに決まるといわれたのならば、もう息子の性格は決まっているということになります。
本当に3歳までに決まってしまうのか、性格はどのようにして決まるのかを解説していたいと思います。
性格は生まれ持った気質と環境による外的要因によって決まる
性格というのは約50%が遺伝子に作用されるといわれています。
生まれたばかりの赤ちゃんでも、何となくよく泣く子やあまり泣かない子など、違いがありますよね。
赤ちゃんはこういったそれぞれ異なる【気質】というものをもって生まれてきます。
兄弟がいる方はよくわかると思いますが、同じ親から生まれてきたのに赤ちゃんの段階でこんなに違うの?とびっくりすることもありますよね。
同じ親から生まれてきても違いがあるのは、パパとママの遺伝子はそれぞれ半分ずつランダムに伝わるためその組み合わせは無限大にあるからなのです。
その遺伝子による気質が性格の約半分を占めているということです。
気質で50%も決まってしまうのだったらもうこの子の性格はほぼ決まってしまったのね…。
そう思ったあなた!
性格の50%という数字はそんなに高いものではなく、そのほかの環境的要素でも性格は決まってくるのです!
その気質と環境的要因が組み合わさって性格が決まるといわれているのが、おおよそ6歳ごろといわれています。
脳の発達は
3歳までに80%
6歳までに90%
12歳までに100%
といわれています。
ということで、遅くとも12歳までには決定し、3歳から6歳の間には性格も決まってきます。
この時期にどんな環境で育ち、どのような経験をして、親や周りの大人たちからどんな言葉を浴びて育ったかが大切になってきます!
3歳までの関わり方のポイントを紹介!
3歳までに80%も決まってしまうならどうやって関わっていったらいいの~?
と思ったあなた。
親心として、できるだけ赤ちゃんの良い気質を伸ばしつつ、将来困らないような性格にしてあげたいと思いますよね。
ここでは脳の発達が80%決まるといわれている3歳までの関わり方のポイントをお伝えしていきます。
3歳までは親が発する言葉が重要
子どもはママ、パパが大好きですよね!
そんなママやパパから発される言葉は、なんでも信じてしまい、とても暗示にかかりやすい時期とも言えます。
可愛い!といえば可愛く育ち、バカだといえばバカになる!
そのくらい親の言葉は赤ちゃんに影響を与えるものなのです。
なので、この時期に発する言葉には特に注意したいですね!
ポイントとしては子供を否定しないことがとても大切です。
最近よく耳にする機会も多い「自己肯定感」。
幼少期に親から認めてもらえないことで、将来自己肯定感が低い大人になってしまいます。
大人でも、会社の上司などから否定され続けたら、この会社は自分には合っていない。自分は仕事ができない人なんだ。
と自己肯定感が下がってしまいますよね。
子どもも同じです。
子どもは親から否定されずに、愛情をたっぷり受けて、自分は愛されているという感覚を実感できたときに「認められている」という自己肯定感を持つことができるのです。
ですから、子供を否定しない子育てをしていきましょう!
大変な子育て中、毎日が慌ただしい中で少し難しいのですが、やんちゃな子、おっとりした子など、その子の個性を大切にして、その個性を生かしていけるような言葉選びをしていきたいですね!
与える環境
保育園などに入れることなく、お家で3歳ごろまで一緒に過ごす家庭も少なくないと思います。
三つ子の魂百までという言葉もあるように、ママと一緒にいられたら幸せですが、様々な人との関わりを持つことも、赤ちゃんの性格に影響します。
子育てを何もかも一人でしようと思うのは大変です。
できるだけ多くの人の手を借りながら育児をしていくことでママも楽しく育児ができ、赤ちゃんの成長にもいい影響を与えることができます。
なので、いろいろな人と触れ合い支えあう機会を持っていくことも大切ですね!
夫婦喧嘩は子供の性格に影響を与える可能性が高い
夫婦喧嘩はどの家庭にも起きてしまうことだと思います。
実際私も些細な事でよく夫に怒ってしまいます。
そして、夫が機嫌悪い日にはそのまま大きな喧嘩になってしまうことも…。
子どもが生まれ、教育方向の違いや、お金のこと、行動や意見の違いなど、
どうしてもお互いの譲れない部分が増えると思います。
しかし、子どものことを考えて喧嘩をしているのに、その大切なお子さんの性格に関わってきてしまうことがあります。
そうだとしたらとても悲しいですよね。
両親が怒鳴りあったり、一方的に怒鳴られるような光景を子どもが見たときに、子どもはとても恐怖心を抱きます。
それが繰り返されると、不安定な状態になったり、怯えるようになってしまうこともあります。
その結果性格だけでなく、言葉の遅れや、子ども同士の喧嘩、コミュニケーションにも影響を及ぼす可能性があるため、できるだけ夫婦喧嘩は減らしていきたいですね!
まとめ
今回は子供の性格はいつ頃決まるのか、また、子どもと関わるときのポイントを紹介しました。
子どもは6歳ごろまでには性格が決まってきてしまうとは驚きですね!
子供の成長はあっというまです。この前まで赤ちゃんだったのに…と思うこともしばしば。
6年間の関わり方や環境などでおおよその性格が決まってしまうのでしたら、なおさら今を大切に、
丁寧に子どもと向き合って育児をしていきたいですね!
今回関わり方のポイントも紹介しましたので是非これからの育児の参考にしてみてください。